私は,小さい頃からの夢であった保育者として働き始めました。最初は全てが分からない事ばかりで,不安と焦りでいっぱいでした。けれど,少しずつ,子どもたちとコミュニケーションが取れるようになり,また自分の関わりから子どもの成長を見ることができるようになってきました。今は保育の楽しさを感じています。
専門学校では,保育の基礎知識から実技まで様々な事を丁寧に教えていただきました。この学びを思い出しながら一生懸命保育をしています。子どもは大人の私とは違った視点を持っているので,新しい発見や発想に毎日驚かされています。そういった子どもたちの姿から多くのことを学びながら,自分の理想とする保育者に近づけるようになりたいと思っています。
昨年,専門学校を卒業し中野市の公立保育園で働いています。現在勤務している『みなみ保育園』はとても自然豊かで,自然の生き物と沢山触れ合うことができます。また,お散歩に行くと地域の方が温かく声をかけてくださり,ポニーやニワトリを見せてくださることもあります!この一年は色々なことが初めてで不安もありましたが,私が不安そうにしていると,子どもたちにも伝わってしまうことに気付きました。それからは,周りの先生方の力もお借りしながら,まずは自分自身が保育を楽しむことを大切にしています。また,学校で学んだ,準備と振り返りの大切さも改めて感じています。心にゆとりを持つためにも準備を丁寧に行い,自身の保育を常に振り返りながら,子どもたちにとって楽しく,安心できる存在でいられるよう心がけています。
在学中,分からないことや悩みがあると学校の先生方はいつも一緒に考えてくださいました。また,「時間のある今,勉強しておくといいよ。」と度々アドバイスをくださいました。その時は意味があまり分かっていませんでしたが,座学の勉強やピアノ練習など学生の頃に身についたことが今,現場で役立っています。
現場では,子どもの気持ちに共感すること・小さなことでも認めることを意識しています。このことを積み重ねていくと,しだいに信頼関係を築くことができ,保育園が安心して過ごせる場所になっていくと感じています。また,家庭とは違った集団生活だからこそ見せる姿もあるため,保護者の方とも連携を取り,一人ひとりに合う関わり方を考えています。まだ悩みながらの日々ですが,子どもたちのかわいい笑顔に元気をもらいながら過ごしています。
私が学校生活の中でも心掛けていた『挨拶と清掃』は,現場でも大切なことだと実感しています。挨拶することで子どもとコミュニケーションが取れ,その日の様子に気づくことができます。また,子どもたちが安全に生活するためには部屋の整理整頓が重要です。常に心掛けることによって,子どもが口に入れてしまいそうな物が落ちているとすぐに気付き,誤飲を防ぐことができます。
また,私は絵を描くことが好きで,在学中も授業やミュージカルで学びを深めて来ました。その経験が,子どもたちの日々の支援や製作活動に活きていると思います。
養育に悩むこともありますが,歩けるようになったり言葉が増えてきたりとする姿から子どもの成長を感じると,その成長を共に喜ぶことができる保育者になれて良かったと感じています。
私は,社会人として別の仕事を経験した後,専門学校に入学しました。入学当初は年齢の違う子たちと上手くやっていけるのか少し不安でしたが,同じ志を持った仲間たちと切磋琢磨し学び合う環境,そして親身になって丁寧にご指導をしてくださった先生方の言葉は,私にとってかけがえのない財産となっています。何事も始めるのに遅すぎることはなく,改めて「一歩踏み出して良かったな」と感じています。
今,私はモンテッソーリ教育の園に勤務しています。子どもが自分でやりたいことを自ら選択し,のびのびと活動できる環境の中で,子どもたちの成長を感じながら保育ができることの喜びを日々実感しています。この保育教諭という職業に,これからも誇りをもっていきたいと思っています。
専門学校を卒業し,幼稚園勤務を経て,10年間文化学園大学保育専門学校で講師をしていました。幼稚園に勤務した経験を元に学生たちに指導してきましたが,自分自身の子育てが落ち着き,もう一度現場に戻りたいと考えていたところ,旧知の園長先生にお声掛けいただいて,保育の現場に戻ってきました。復帰してみると,子どもたちはとても可愛いですし,改めてこの仕事に大きなやりがいを感じます。
今は主任として,新人の先生の指導をすることもあり,彼女たちの成長を見ることも楽しみの一つです。両親ともに働く家庭が増え,保護者が幼稚園に求めるものが変化してきた今,子どもだけでなく,保護者の方もしっかりとサポートできるような園づくりを目指しています。