本校は、58年の歴史と伝統を誇る保育者養成機関として、「現場に一番近い学校」をモットーに、社会のニーズに応じた人材育成を使命としてまいりました。これまでに送り出した保育者は2650名を超え、地域社会から深い信頼を寄せられています。
近年では、保育現場の多様化するニーズに応えるべく、さまざまな経験や背景を持つ方々の受け入れに力を入れております。現在、在校生の中には、男性や社会人経験者、子育て中の方々も多く、これらの方々が共に学ぶことで、保育現場における期待が一層高まっています。
保育は、未来を担う子どもたちの成長を支え、その可能性を広げる大変重要な仕事です。保育者は、子どもたちに人として大切なことを教える責任を負っています。そのためには、まず保育者自身が今後の保育に対応できる豊かな教養を身につける必要があります。教養を深めることにより、知識だけでなく、広い視野を持ち、多様な価値観を尊重する力、さらには論理的な思考力を養うことができます。こうした力を備えることで、専門的な知識や技能が実践の場で真に生かされるのです。
本校では、確かな専門的知識と技能に加え、それらを活かすために必要な豊かな人間性を兼ね備えた保育者を育成することを使命として、教職員一丸となり、意欲ある学生の学びを全力で支援しています。
令和7年4月1日
学校長 守 秀子